ランニング 1 キロ 何分が目安?初心者から上級者までわかるやさしいガイド

ランニング

ランニングをしていると、「1キロって何分で走るのがいいのだろう?」という疑問がわいたりすることがありますよね。
このシンプルな問いには、実は奥が深い答えがあります。

この記事では、走る速さの目安を初心者から上級者まで段階的に解説しながら、自分に合った走り方を見つけるためのヒントをご紹介します。

走り始めたばかりの人向けのペースの目安

ランニングを始めたばかりの人には、1キロを7分〜10分くらいで走るのがおすすめです。

このくらいの速さなら、無理せず走れて、友達と話しながらでも大丈夫なレベルです。体への負担も少なく、運動を続けるためには最適なペースです。

この時期は「どれだけ速く走るか」よりも、「どれだけ気持ちよく続けられるか」を大事にしましょう。無理に速く走ろうとすると、ケガの原因にもなるので注意が必要です。

ウォーキングとの組み合わせでもOKですし、信号や休憩をはさみながらのジョギングでもまったく問題ありません。

また、運動習慣がなかった人は、最初のうちは走るより「歩く+少し走る」くらいでも十分です。
毎日5分でも10分でも体を動かすことからスタートするのが、長く続けるコツになります。

大事なのは継続すること。
自分が一番心地いいペースで進めるのが一番ですね。

 

 

走るのに慣れてきた人の目標タイム

だんだん走るのに慣れてきて、週に何回かコンスタントに走れるようになってくると、1キロを5分〜7分くらいで走ることが目標になってきます。
このペースになると、10キロやハーフマラソンなどにもチャレンジしやすくなります。

ちなみに1キロ 約7分台で走れるとフルマラソンのサブ5(5時間以内にゴール)を達成できますよ。
後述もしてますが、サブ◯◯についてはこちらの記事も参考にされてくださいね。

初心者ランナーが知っておきたい「サブ〇」の意味とは?マラソン用語をわかりやすく解説!
ランニングを始めて8ヶ月頃。日々の積み重ねの成果で、気づけば20kmを無理なく走れるようになりました。フルマラソン完走という大きな目標も、少しずつ現実味を帯びてきたこの時期、次に目指すべきゴールを考える中で、「サブ3」「サブ4」「サブ5」と...

この段階では、「どのくらいのペースなら気持ちよく走れるか」「息が上がらずにどこまでいけるか」など、自分の走りを客観的に見つめることが大切です。

練習メニューにペース走(一定のスピードで走る)や、インターバル走(速いペースとゆっくりのペースを交互に繰り返す)を取り入れることで、より効率的に体力とスピードを伸ばすことができます。

記録を取り始めることで、成長を実感できてモチベーションも高まります。
GPSウォッチやランニングアプリを使えば、タイムや距離、心拍数などが一目で確認できます。

記録を取り出すのこの段階でなくとも、最初から取っておくのもおすすめ。
ウォーキングであろうと、その日の距離や時間を残しておくことで日々の成長を時間できますよ。

もっと速く走りたい!上級者のペースとは

上級者になると、1キロを5分より速く走れるようになります。

たとえば、フルマラソンで3時間を切る「サブ3」という目標を達成するためには、1キロあたり4分16秒のペースで42.195キロを走り切る必要があります。これはかなりのスピードで、日々のトレーニングと体のケアが欠かせません。

上級者は、ただ速く走るだけでなく、「いかに安定したペースで長く走れるか」「疲労を残さず回復できるか」といった、トータルでのコンディション管理も求められます。

ストレッチ、筋トレ、栄養管理、睡眠の質なども、走力アップには大きく関わってきます。

このレベルになると、仲間とペースを合わせて走ったり、レースに出て自分の力を試すことが楽しみのひとつになります。走ることが日常の一部になり、「記録を伸ばす」ことが新たなモチベーションになっていきます。

フルマラソンとハーフマラソンを目指すなら参考にしよう!

フルマラソンのペース目安

  • 6時間以内:1キロ約8分32秒
  • 5時間以内:1キロ約6分50秒
  • 4時間以内:1キロ約5分41秒

ハーフマラソンのペース目安

  • 2時間以内:1キロ約5分41秒
  • 1時間30分以内:1キロ約4分16秒

このペースで長い距離を走り続けるには、ただ速く走るだけでなく、「どのように体力を配分するか」「水分やエネルギー補給をどうするか」といった工夫も必要です。特に後半にバテてしまわないように、自分に合ったペースで走ることが重要です。

大会に出る予定がある方は、目標ペースでの練習を取り入れながら、実際のレースに近い環境で走ってみると良い練習になります。

自分のペースを知るためのかんたんな計算方法

「自分が今どれくらいの速さで走ってるんだろう?」と思ったら、以下の計算をしてみましょう。

1キロのペース(分/km) = 全体の時間(分) ÷ 走った距離(km)

たとえば30分で5キロ走った場合は「30 ÷ 5 = 6分/km」なので、1キロを6分で走ったことになります。もし4キロを30分で走ったなら「30 ÷ 4 = 7.5分/km」=1キロあたり7分30秒になります。

最近では、スマートフォンの無料アプリ(Nike Run ClubやStravaなど)やGPSウォッチを使えば、ペースや距離、心拍数なども自動で記録してくれるので便利です。
自分の記録が見えると、モチベーションも上がりますよ。

トップランナーのすごさを知ろう

参考までに、世界で一番速いランナーがどれくらいで走るかを紹介します。マラソンの世界記録を持っているエリウド・キプチョゲ選手は、42.195kmをなんと1キロ平均約2分52秒で走り切りました!

このスピードはまさに別世界のレベルで、電車のように走っていると言っても過言ではありません。トップ選手は日々ものすごい量の練習と体の管理を行い、長年かけてそのレベルに到達しています。

私たち一般ランナーがこのスピードを目指す必要はありませんが、「人間ってこんなに速くなれるんだ」と思うと、走ることに対する見方も変わってくるかもしれませんね。

まとめ 〜自分に合った速さで楽しく走ろう〜

「ランニング 1 キロ 何分?」という質問には、正解はありません。

なぜなら、ランニングの目的や体力、生活スタイルは人それぞれだからです。

初心者なら7〜10分、中級者なら5〜7分、上級者なら5分未満を目安にして、自分の目標やペースに合わせて練習していくのがポイントです。

他の人と比べる必要はありません。大切なのは、昨日の自分よりちょっとだけ前に進むことです。続けることで体も心も変わってきますし、少しずつ走れる距離や時間が伸びていくのはとても嬉しいものです。

ランニングは、速さだけでなく、健康づくりや気分転換、ストレス発散にもなります。あなたらしいペースで、気持ちよく走っていきましょう!

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